はじめまして、はぴももと申します。
1990年に富山県で生まれたわたしは、実家を出ることなく親のすねをかじりながら31年間ぬくぬくと生活をしていました。そんなわたしは31歳のときに婚活上京をして、32歳で結婚相談所(ナレソメ予備校)の門を叩き、33歳の現在は成婚退会間近というところまできました。
幼少期からアイドルが好きで、高校生でジャニオタになってからはオタクが加速。ナレソメに入会するまで恋愛経験はありませんでした。さらに上京前後で一年近くニートを満喫してしまい、相談所に提出できる年収は300万円以下。今思えばなかなか厳しい条件だったと思いますw
ナレソメで活動していた一年半は人生の中で一番濃い時間でした。仲人さんやナレソメイトとの出会いを宝物のように思える反面、お見合いや仮交際はすっごくしんどかった(TT)このブログではそんな婚活中のことや、婚活をしたからこそ身に付いた価値観やみつけた幸せを記していきます。
大好きなナレソメイトが言っていた「成婚ルートは十人十色」という言葉がとても気に入っています♪本当にその通りで、幸せの形も人それぞれです。わたしは自分のやり方が正しかったとは思っていないし、誰かのやり方を否定するつもりもありません。こんな人もいるんだな、と思っていただけたら幸いです。
さてさて。無事に成婚退会ができそうなわたしですが、どんな人物なのかもう少し詳しく掘り下げてみます。お時間がある方はお付き合いください♡もし仲良くなれそうだなと思ったら、X(@_hapimomo_)で仲良くしてくださいね♪
骨の髄までオタク
自分を語る上で絶対に外せないこと。それは骨の髄までオタクだということです。生活の中心には常にアイドルがいて、「結婚する気がないから恋愛もしなくていいや。そんな時間があったらオタクしたい!」と本気で思っていました。
幼少期からすでにオタクの前兆はあり、最初に胸が熱くなるのを感じたのはセーラームーンのヴィーナス登場の瞬間です。メインのキャラクター5人の中では最後に登場したセーラーヴィーナスを見て「かわいい~!!」とテレビの前で目を輝かせた記憶があります。こうした雷に打たれるような衝撃を何度も体験できるのがオタクの醍醐味です。
キラキラしたものを好み、創られた世界に魅了され、これまでたくさんのアイドルを応援してきました。
そしていつものお決まりのパターンがありました。最初は人と同じように応援していても、次第に自分だけ熱量が上がっていくのです。人が1000円に収めているところを自分は5000円、人が10個買っているところを自分は50個、欲しいものは手に入るまで追い続ける、と何でも人の倍以上の熱量を持ってしまいます。
同じ「好き」なのに、どうしてみんなは我慢できるんだろう?なんで自分は気が済むまでやりきらないと満足できないんだろう?と、人と違うことを不思議に思いながらも誰よりも「好き」を主張していました。自分の好きなものを褒められるとうれしかったし、好きなことを認められると自分まで認められたような気持ちになりました。
これは婚活をしている中で気付いたことですが、わたしの親はいわゆる毒親でした。親からは能力以上の期待をされ親の価値観から外れると否定されたため、それを忘れるほど夢中になれるものを心の拠り所にしていたのかもしれません。
親の支配下にいることを感じながら満たされない日々を送っていたわたしは、高校生のときについにジャニーズと出会います。わたしが高校生のころはアイドル業界の低迷期。その中で唯一ジャニーズだけが勢いを保っており避けて通ることは無理でしたw
▼ジャニーズの担当遍歴はこちら▼
2006年~2012年 加藤シゲアキ
2013年~2017年 羽生田挙武
2018年~現在 作間龍斗
ジャニオタ時代のわたしは現場至上主義で、金曜日の夜に夜行バスで東京に向かって入り待ち、公演を観て出待ち、日曜日の夜に夜行バスに乗ってそのまま寝ずに出勤というようなことを一ヶ月やってみたり、最前・立ち位置で公演を観るために時間ギリギリまで血眼になってチケットを探したり、とてもパワフルでしたw
公演期間が終わると無心で働いてお金を貯めて、余計なお金を使わないように引きこもる日々。婚活をしようと婚活パーティーに参加したこともありましたが、もたもたしているうちに次の公演がはじまって恋愛がはじまらないの繰り返しwそれでもこんなに楽しいことはないと信じて疑わず、恋愛経験がないことも開き直っていました。
アイドルに恋をしているだとか、アイドルと結婚したいと思ったことはありません。だけど自分がアイドルに対して持つ以外の「好き」が想像もつかず、結婚する人たちを見ても結婚の輪郭すらつかめずにいました。
自分も友人も生活の中心がジャニーズだったし、それで充分楽しかったので、わたしは結婚しないままオタクとして一生を終えるのだろうと、20代にしてもはや半分諦めのようなものがありました。
人生を変えた、ぱちんの音
10年間仕事をしながらジャニオタとして楽しく過ごしていたわたしですが、30歳のときに自分の人生について考える出来事がありました。
新卒で入社した製薬会社はそれなりの休日とお給料をもらえていたのでオタクをやるには都合がよく、のらりくらり気付けば勤続10年を迎えました。あっという間の10年間だったけど、「このまま定年まであと30年もこの会社で働くのか」と考えると、それは嫌だなと思いました。
どうせ辞めるのならすぐに!と考えましたが、ちょうどコロナの真っ只中。行動に制限があり人の目も厳しく、すぐに動ける状況ではありませんでした。そうこうしているうちにコロナで薬の需要が増え、わたしが働いていた製薬会社は今までにないくらい忙しくなりました。
行動制限があるから休日は家で過ごす→家にいるなら仕事に来られるでしょ、とパワハラともとれる理論で休日にも仕事を詰められ、来る日も来る日も職場と家の往復。
これまでは当たり前にできていた、行きたいと思ったときに東京に行き、会いたいと思った人に会いに行くこと。これが一切できなくなったストレスに加えて、労働時間が増えるストレス。少しでもはみ出たことをすると糾弾される田舎の生きづらさ。家族との折り合いも日に日に悪くなり、少しずつ心のバランスが崩れていきます。このころの自分は死んだように生きていたなと思います。
ぱちん
あるとき、何かがはじけた気がしました。強制的に電源をオフにされたように何をする気力も湧かず、感覚として「心が死んだ」とわかりました。何もかもすべてが嫌になり、起き上がることすら億劫。「このまま死ぬのもいいかも」と、だんだん正常ではない思考になっていきます。
一人暗い部屋で横になりながら、どうしてこうなってしまったのかと泣きながら考えました。
わたしが死んだら悲しんでくれる人はいるのかな
楽しい思い出だけで生きていけるほど自分は強くないんだ
もっと誰かに甘えたり頼ったりしてみたかったな
別人になって一から人生をやり直したい
そしたら普通に恋愛して普通に結婚して普通に子どもを育てることもできるのかな
なんだか夢から覚めた気分でした。追いつめられて初めて気づいた自分の本音が愛おしく、全部叶えてあげたくなりました。
自分の人生が間違いだったと決めつけるには早く、まだまだやれていないこともある。どうせ死にたくても死ねないのだし、ここで腐るのはもったいない。死んだように生きている場合じゃない。
これはちょっと話が逸れるのですが、そうしてできたのがはぴもも(@_hapimomo_)というキャラクターです。現代っぽく言うと転生みたいなかんじなのかなぁwはぴももを名乗って、今までの自分がやらなかったことに挑戦してみようと思いました。
まずやってみようと思ったのが親元を離れること。親から「世間知らずで何もできない」と言われ続け、自分には一人暮らしはできないのだと思い込んでいました。でも本当にできないかはやってみないとわからない。過干渉な親がすぐに来られない距離で自立して、一人でも生活できることを証明したいと思いました。
そしてもうひとつ決めたのが本格的に婚活をすること。普通の人が普通に経験することを、何の努力もしないまま諦めたくなかった。結婚がどういうものかはわからなかったけど、死ぬまでに答えがみつかればいいやと長期目線で考えることにしました。
最初は夢物語のようにも思えたけれど、自分の心が向いたときに少しずつ計画を立てて、ついに会社に退職願を出しました。(邪魔されたくなかったから親には事後報告したw)
いざ、婚活上京!アプリで大苦戦
仕事を辞めたあと、心身ともに疲弊しきっていたわたしは一週間寝込みました。食欲もなく起き上がるのも一苦労、昨日まで働けていたのが不思議なくらいでした。一週間後に職場の同僚が送別会を開いてくれて、「わたしは自由を手に入れたんだな」と思うと、少しずつ元気になっていきました。
元気になると前向きに考えられるようになり、コロナの規制が緩和されたタイミングで計画を実行していきます。
まずは新居探しへ。内見の予約を入れたのはシェアハウス。わたしは自分に甘いので、念のために逃げ道も用意していました。シェアハウスは敷金礼金が必要なく初期費用は数万円。住み替えが楽です。さらに半年間のキャンペーン期間中は安く住めることもあり、都会の生活が合わなければ半年後に地元に戻ろうと考えました。
ワゴンひとつで身軽に引っ越し、簡単に婚活上京完了!上京はハードルが高いと思い込んでいたけれど、案外サラッとスルッと新生活がはじまりますw
上京して数日は気付けば涙が流れているようなホームシックになりましたが、二週間も経てば少しずつ慣れてきます。半年間は失業手当をもらいながらのんびり過ごすと決めていたので、時間もたっぷりある。さて、婚活だ。手始めにマッチングアプリに登録してみました。
実は地元にいたころもマッチングアプリに登録したことがありましたが、世間が狭く知り合いに見つかるかも…と一週間で退会。上京したらマッチングアプリを再開し、アプリ婚活をするぞ!と意気込んでいました。
けれど、わたしにとってアプリ婚活はかなりハードルが高かった!!まず、登録人数が多すぎる。田舎とは桁違いの登録者にカルチャーショックを受けましたwなんだかもう多すぎてよくわからないw
そして全部同じ顔。同じ人が登録しとるんか?と思うほど、全員が同じ顔に見えてしまいました。さらに自分の心が整っていないから、プロフィールを見ても粗ばっかり目についてしまう。軸が定まっていないので、自分から「いいね」を押すこともできなければ、もらった「いいね」を返すこともできません。
何よりメッセージのやり取りがとにかく面倒。好きでもない人に時間を割くのが無駄に思えてしまい、何人とも同時並行することが難しく、一人とメッセージのやり取りをするのがやっと。アポの予定を入れる。メッセージと会ったときの印象が違う。冷める。また同じことの繰り返し。マイペースなアプリ婚活は時間効率が悪いなと感じました。
見る目も行動力もある恋愛強者ならアプリでも婚活ができるのかもしれないけれど、恋愛経験もないわたしにアプリ婚活は無理だと悟りました。
婚活を辞めるという選択肢もありましたが、都会での生活はとにかく楽しくて「守りたいこの生活♡」と思ったわたしはこの先も都会で生活するために結婚をすることは有効な手段だと考え、それが婚活を頑張る原動力になりました。婚活上京を経て図太くなった気がしますw
ナレソメ予備校に入塾
このままアプリを続けてもうまくいく未来が少しもイメージできず、アプリ婚活は数ヶ月で止めました。
そして婚活は時間効率を考えて結婚相談所へシフト。もともと勝倉さんのXを長くフォローしていたため、結婚相談所で活動するならナレソメ予備校がいいなと考えていました。金銭的に難しければ安価な相談所にしようくらいの気持ちで、まずはナレソメ予備校の無料面談を受けてみることに。
約束の時間にZOOMをつないだら画面の向こうに勝倉さんがいました。メッセージには「勝倉」の名前が書かれていたけど、サイトには入会前の面談では勝倉さんと話せることはないと書かれていたはず。完全に油断していましたwでもうれしいサプライズ!
芸能人とお話したような浮かれた気持ちになりながらも、ナレソメへの入会には一ヶ月悩みました。他の相談所と迷ったというよりは、やるか・やらないかで迷っていました。最終的に決め手となったのは毎週行われているオンライン女子会です。「もし結婚ができなくても友達ができればいいや」と入会を決めました。
そんなふわっとした理由で2022年6月・32歳のときにナレソメ予備校で活動を開始。自分にとっての最高の人生とは?と常に問い続け、誰と仮交際をしても好きになれないことに悩み、オタクしたい!!と爆発し、一ヶ月の休会も挟みましたが、優しい彼と出会い2024年1月・33歳で成婚退会することになりました。
今まで自分が大切にしてきたものを受け入れて尊重してくれて、これまで感じたことのない安心感に包まれています。どんなに人の話を聞いても理解できなかったけれど、同じ立場になって初めて結婚する意味のようなものがわかるようになりました。活動中は言語化するよう努めていましたが、今は「なんか本当によかったな」と小学生レベルの感想しか出てきませんw
ナレソメ予備校ではかなりのロングランナー。一年半ガッツリ婚活して本来の目的も無事に果たせたし、信頼できる大好きなお友達もできました♡ナレソメには感謝しかありません。死ぬまで彼と幸せに暮らすことで恩返しさせてください!
ナレソメ予備校で活動した日々のことはたくさん更新していくので、そちらもあわせて楽しんでいただけたらうれしいです^^
世界は自分次第で変わる
上京して数ヶ月、ニートの才能を開花させたころに暇を持て余して観たアニメにドドドハマりしました。その素晴らしい作品の名前はIDOLiSH7(アイドリッシュセブン)。通称・アイナナ。二次元のアイドルストーリーです。
物語と歌詞がリンクしている曲も多く、音楽で作品を好きになったくらいアイナナの曲はどれも最高なのです。その中から一曲だけ紹介させてください。
わたしの推しの四葉環くんと逢坂壮五くんのデュオユニットに「Forever Note」という曲があります。
世界は自分次第で変わる
この歌詞を初めて聞いたとき、わたしはまだ仕事もしていなくて、アプリ婚活にも真剣になれず、ただ実家を出てだらだらと毎日を過ごしていただけ。正直まったく心に響きませんでしたw
でもそこから少しずつ生活を整えて、心も整えて、平凡だけどそれが幸せだと思える今この歌詞を聞くと、グッとくるものがあります。本当にその通りだな、と。上京を決めた自分を、婚活を頑張った自分を、褒めてあげたくなります。
結婚は通過点で、これから先も人生は続いていきます。うれしいことや楽しいことがある反面、悲しいことやつらいことがあるのもわかっています。だけど、いつだって自分次第で変えられる。婚活上京を通して、身を持って経験できたことが自信につながりました。この先の人生が楽しみで仕方がない!
このブログは、そんなハッピー人間が書いていますw
婚活のこと、日々の生活のこと、彼とのこと、もちろんオタクのことも。「世界は自分次第で変わる」というメッセージを込めながら、マイペースに綴っていくので、あなたの好きなように楽しんでいただけたら幸いです♡